グーグルアドセンス審査に合格したあと、広告の取り扱いにも違反行為があると知っていましたか?
え、何それ知らない!
念のため注意点を確認しておきたい
という方に向けた「広告の貼り方」を解説する記事になります。
もし知らずに違反すると、広告配信の停止や、アカウント凍結に繋がってしまいます。
アドセンスを設置するなら必ず知っておくべき内容ですよ。
「NGワード」編はこちらです。
・アドセンス広告に対してやってはいけないこと
・アドセンス広告が貼ってある記事の誤った書き方
・アドセンス広告の間違った貼り方
Contents
規約違反① 自分でクリックしてはいけない
ブログに設置したアドセンス広告は、自分でクリックしてはいけません。
閲覧中にうっかりしてしまった誤クリック・誤タップもNGです。
こういった行為はGoogleは厳しく監視しています。
1、2回はともかく、何度も繰り返して凍結された例もあるようです。
さらに『ちゃんとサイトに飛ぶかな?』というテストも禁止されています。
自分のブログで表示される広告の中身を見たいときは、広告のURLをコピーしてブラウザのアドレスバーに貼り付けて直接飛ぶようにしてください。
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規約違反② クリックを誘導してはいけない
アドセンス広告は、その広告の内容を見るため以外の理由で読者がクリックすることがないようにレイアウトしなければいけません。
そのため、
- 広告の前後に「こちらをクリック」というようなコメントを添える
- 「↓」などの画像配置をする
- 記事・メール・SNSで広告のクリックを促す
- アドセンス広告のデザインを真似た画像やメニューにする
などの行為は禁止されています。
誤クリックを誘導している行動としてみなされるのですね。
また、アドセンスの審査前にすでにアフィリエイト広告などを載せている場合、上記の行動があると不合格になる可能性があります。
アドセンスで同行動をする危険があるとみなされるようです。
規約違反③ 第三者にクリックをお願いしてはいけない
第三者にお願いすることもNGです。
最近はスキル販売サイトなどで「毎日クリックします」という販売内容も目にしますが、考えが甘いです。
いつも同じ人が同じサイトの広告をクリックしていたら、すぐに見つかりますよ。
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規約違反④ 広告であることを明記しなくてはいけない
ブログに訪れてくれた読者に、アドセンス広告をコンテンツの一部と誤認させてしまうことは規約違反とされています。
そのため、しっかりと「広告」などの表記をアドセンス広告のすぐそばに記載し、読者が広告だと認識できるようにします。
記載するラベル(コメント)は、「広告」「スポンサーリンク」のみが許可されています。
「オススメ」「PR」などの誤解を生む言葉は、すべて違反扱いになるので気をつけましょう。
規約違反⑤ 広告のコードはいじってはいけない
広告ユニットのサイズを変更する、他のアプリケーションに組み込む、などコードを改変することも規約違反です。
ブログに慣れてくると色々カスタマイズしたくなりますが、用意されたコードをそのまま使うことが原則になります。
規約違反⑥ 広告がファーストビューを占領してはいけない
ブログを開いて最初に見える部分(ファーストビュー)をGoogleアドセンスの広告で占めるレイアウトは禁止されています。
クリックを誘導することが目的と捉えられるからでしょう。
特に画面の小さいスマホ表示で気を付ける必要があります。
例えばスマホでブログを開いたときの画面が広告で占領されており、コンテンツを閲覧するためにはスクロールが必要となっているような状態は規約違反です。
スクロールせずに見える範囲に広告を貼っても、その範囲内にコンテンツが十分に表示されているのであれば、ポリシー違反にはなりません。
どの程度なら許されるのか、という基準は「広告の配置に関するポリシー」に明記されていますが、スマホでは300×250以上の設置ユニットはNGとなるようです。
規約違反⑦ 他のコンテンツと重なってはいけない
他の要素(メニューやリンク、画像など)をアドセンス広告で重ねたり隠したりするレイアウトは規約違反となります。
やりがちなのが、トップメニューの副カテゴリをプルダウン式にして広告と被るパターンです。
被っていなくても、余白がまったくない配置もNGのようです。
コンテンツとの間隔は必ずしっかりと確保しましょう。
これらはユーザーの偶発的なクリックをまねくおそれがあるために規制されているので、広告エリアは他の要素と区別できるようにしてください。
規約違反⑧ ポップアップやスクロール追従で広告を表示してはいけない
ポップアップやスクロール追従で広告表示をすると、偶発的にクリックを発生させるような行為とみなされます。
他の広告サービスで許可されている場合もあるため、WordPressのテーマによってはエリアが設定できるものもあるようです。
アドセンスではアカウント凍結の危険がありますので、使わないようにしましょう。
規約違反⑨ 広告を設置しすぎてはいけない
2016年8月より「広告の配置に関するポリシー」が変更され、1ページ内に置く広告の数はブログ運営者が決めることができます。
広告や有料の宣伝用資料は、配信するページのコンテンツよりも多くなってはならないものとします。
また、コンテンツは、ページを訪れるユーザーの関心に合った、価値ある情報を提供するものでなければなりません。
そのため、ユーザーにとって価値がほとんどないページでの広告配信と広告の過度な表示は、修正が行われるまで制限または無効にされる場合があります。Google Adsense 広告のプレースメントに関するポリシー
このような記載であるため、広告の適切な量を断言することはできません。
上限がないからといって、貼りすぎないように気をつけましょう。
規約違反⑩ Google関連ページのスクリーンショットを貼ってはいけない
Googleアドセンスの管理画面、アナリティクスやサーチコンソールの解析画面を自分のブログに載せることは禁止されています。
最近だと収益報告やアクセス数報告の記事などでそれらの画像を貼っている方を見かけますが、最悪アカウント凍結に繋がる行為です。
「グーグルアドセンスの規約違反」まとめ
いかがでしたか?
常識的なことも、初めて知ったこともあると思います。
特に最初難しいのは広告にまつわる規則でしょうか。
広告の掲載位置や大きさを決定する基本原則は、「目立ってなおかつメインコンテンツの邪魔をしない」というものです。
「老若男女が見ても問題のないサイト」に「最適な方法で広告が表示されている」、これさえ守れれば問題ないですよ。
念のため、プログラムポリシーも必ず自分で読んでおきましょう。