妊娠線は「7割の人にできる」と言われているマイナートラブルの一つですね。
この記事では、
妊娠線はいつからできるの?
私は妊娠線できやすいタイプなのかな?
妊娠線予防って高いクリームが必要なんでしょ?
という妊娠線にかかわる疑問を解決しながら、私の体験談をお話ししたいと思います。
正しく予防して、妊娠線ができないマタニティライフを送りましょう。
・妊娠線ができる原因
・妊娠線ができやすい人の特徴
・妊娠線の予防(コスパ重視!)
・妊娠線予防を始める時期
・妊娠線ができてしまったら
Contents
妊娠線とは
正式には
- 線状皮膚萎縮症(せんじょうひふいしゅくしょう)
- 皮膚伸展線条(ひふしんてんせんじょう)
というそうです。
難しい!ですが、漢字を読むと「皮膚に線ができること」という意味ですね。
「ストレッチマーク」「肉割れ線」などとも呼ばれます。
太さや本数、模様は個人差がありますが、最初は赤紫色で時間とともに白っぽくなっていきます。
妊娠線と正中線の違いって?
「正中線」と「妊娠線」、どっちも聞いたことありませんか?
「正中線」は、おなかの中心付近に出来る茶色っぽい縦線で、妊娠20週頃から見えるようになります。
「できる」ではなく「見える」と書いたように、正中線は生まれつき男性にも女性にも存在します。
妊娠によりホルモンバランスが変化し、それまで薄くて見えなかった正中線が目立って見えるようになったのです。
そのため、時間はかかりますが「正中線はまた薄く見えなくなっていく」とされています。
妊娠線の原因
妊娠すると「皮下脂肪が増える」「子宮が大きくなる」などの変化で、表皮が急激に伸びていきます。
一方で、皮下脂肪(内側)と表皮(外側)の間にある「真皮」は伸びのスピードについていけず、ひび割れが起きることで妊娠線ができるとされています。
原因① 急激な体型の変化
妊娠によって体型が急速に変化することで妊娠線はできるとされています。
そのため、体型が変わる場所として「おなか」はもちろんのこと、「ふともも」「二の腕」「おしり」「バスト」周辺にも発生します。
また、急な体型の変化があれば、子どもでも男性でも見られます。
何を隠そう、私は激太り期(中学生)にふとももに妊娠線もとい肉割れ線ができました(笑)
そのことから、自分は「できやすい体質」だと知っていたので妊娠線対策はかなりしっかり行いました。
結果、妊娠線ができずに出産を終えたのですが・・・なんと、出産後の授乳期にバストに妊娠線が発生!
まさか出産後にできるとは!
“妊娠”線という言葉にだまされていました・・・。
原因② ホルモンの影響
妊娠中はグルココルチコイドというホルモンの分泌量が増えます。
このホルモンが増えると、「皮膚のターンオーバー」と「コラーゲンの生成」が抑えられると言われています。
結果、皮膚の弾力が失われ、さらに皮下組織に亀裂が入りやすい状況になり、妊娠線ができやすくなります。
妊娠線ができやすい人
ポイントは「おなかが大きくなる人」「皮膚が伸びにくい人」「体質」になります。
「おなかが大きくなる人」とは?
多胎妊娠
経産婦
小柄な人
やせ型な人
「多胎妊娠」や「小柄」「やせ型」の人というのは、皮膚が大きく引き伸ばされることが想像しやすいと思います。
意外なのは経産婦さんでしょうか。
一度妊娠・出産を経験すると、子宮の伸びがよくなっているためおなかが大きくなるスピードが速いとされています。
そのため、妊娠線ができやすいのです。
「皮膚が伸びにくい人」とは?
皮下脂肪が多い人
高齢出産の人
「皮下脂肪」や「加齢」は皮膚の弾力を衰えさせるのです。
「体質」とは?
過去に肉割れ線ができた経験がある人
妊娠線のある家族がいる人
妊娠線ができる時期
おなかが本格的に大きくなる妊娠5ヶ月以降に妊娠線はできやすいと言われていますが、肌質や体重増加のペースなどで個人差があります。
下で紹介する予防法も4~5ヶ月頃から始める方が多いようですね。
しかし、妊娠~産後は皮膚が張り、ホルモン状態も変化しているので、妊娠線はできやすい状態が続いています。
私のように出産後でも皮膚が回復していなくて妊娠線ができるパターンもありますから、油断は禁物ですよ。
妊娠線の予防と対策
妊娠線は最終的には白くなりますが、完全に消えることはありません。
なので予防が大切になってくるのですが、現在は医学的に根拠のある予防策は残念ながらありません。
ただ一般的に効果があると言われている方法はありますから、できる範囲で予防していきましょう。
予防① 体重が急激に増えないように気を付ける
妊娠線ができる一番の原因は、急速な体型の変化です。
なので、まずは自分で体型の変化を抑える=体重の増加をコントロールすることから始めましょう。
おなかが出てくる5ヶ月頃って、ちょうどつわり明けで特に食事が進んじゃう時期なんですよね!
ついつい体重が増えがちですが、妊娠線の予防のためだけでなく母体・赤ちゃんの健康のためにしっかり栄養管理をしましょう。
予防② 筋肉をつける&有酸素運動をする
筋肉があると、おなかが急速に膨らむことをある程度おさえることができるとされています。
また、新陳代謝が良くなるため、肌のターンオーバーが促進されて皮膚のよい状態を保つことができます。
さらに「皮膚を伸びにくくする」原因の「皮下脂肪」もつかないようになり、筋肉を保持することはいいことだらけです。
もちろん妊娠線予防だけではなく、「体力づくり」や「むくみ対策」などのメリットもありますから、体調に問題がなければ散歩などの軽い運動を行いましょう。
予防③ 妊娠線予防クリーム・オイルで保湿ケアをする
妊娠線予防で一番聞いたことがあるのは「保湿ケア」ではないでしょうか?
なぜ保湿が大切かというと、肌に水分・油分が保たれていることは皮膚の柔軟性を高める効果をもたらすからです。
皮膚が柔らかければ、皮膚が伸ばされても妊娠線ができにくいと考えられています。
また、ホルモンバランスによる「乾燥感」や「知覚過敏」にも保湿ケアは効果があります。
最もコスパの良い予防は「ベビーオイル」!
専用の予防クリーム・オイルも多く販売されてはいますが、私が使ったのは普通のベビーオイルです。
保湿ができればいいので、高い専用商品をケチケチ使うのであれば、安いものを何回も大量に塗った方が保湿できるのではないでしょうか。
これは経産婦の看護師さんに言われて実行しました。
結果的に、ベビーオイルを使い続けていた範囲(おなか)には妊娠線はできませんでしたよ!
クリームとオイルの違い
クリームよりオイルの方が保湿力があります。
けれどべたつきが気になる方は、肌なじみのいいクリームがいいですよ。
さらに「もっと保湿したい!」という方は、クリームの上にオイルの重ね塗りがオススメです。
どちらを選ぶにしても伸びがよく、刺激の少ないものを選んでください。
また塗るときには、「おなか」以外にも「二の腕」「バスト」「おしり」「ふともも」などのケアを忘れないようにしてください。
お風呂上がりはより乾燥しやすい状態になっているので、必ず塗っておきましょう。
おなかに塗るときは赤ちゃんへの圧にならないよう優しく塗ってくださいね!
妊娠線の予防はいつから行うべきか
「おなかの大きくなる4~5ヵ月頃から始めている方が多い」と書きましたが、早い段階から予防を始めてもいいと思います。
続けていた方が効果が上がりますし、早いうちから習慣にできるからです。
私としては、体調が安定してくる「つわり明け頃」の開始をオススメしますが、体調の優れない方は必ず医師に確認してくださいね。
妊娠線を消す治療方法
残念ながら、妊娠線は消すことができません。
時間経過により白っぽくはなりますが、元の皮膚状態に戻すことは難しいです。
できるだけ目立たなくさせるという意味で、美容皮膚科では「ダーマペン」「レーザー治療」「炭酸ガス」などの処置ができます。
またご自宅では、肌のダメージを修復する成分(ビタミンC、葉酸など)が入った保湿剤を使用する方法もあります。
「妊娠線予防」まとめ
いかがでしたか?
私はバストの妊娠線に気づいたときにとてもショックで、「胸にもできるよ!」「出産後も油断しないでね!」ということを伝えたくてこの記事を書きました。
しかしアメリカでは「#LoveYouesLine」とハッシュタグをつけ、Instagramで自分の妊娠線の写真を公開している人も多いそうです。
母になった勲章、育児をした思い出として、自分の一部として受け入れていきたいですね。
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