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「赤ちゃん訪問」にお茶は出す?質問内容、目的は?【体験記】

赤ちゃん訪問体験してみた

赤ちゃん訪問が来るんだけどお茶って出してる?タイミングは?

赤ちゃん訪問ってなんの目的で来るの?

赤ちゃん訪問でどんな質問が聞かれるの?

出生通知票を届け出ると起きるイベント「こんにちは赤ちゃん訪問」。

我が家の娘は入院していたので、月齢2ヶ月半の「赤ちゃん訪問」になりました。

来客が苦手なもので乗り気ではなかったんですが、口コミを見ると「意外と良かった」とのコメントが多く、電話口の対応も優しい助産師さん。

ドキドキしながら当日を迎え、感想はやっぱり「意外と良かった」(笑)

そうは言っても不安なママに、私の経験談をお伝えしますね。

この記事でわかること

・「赤ちゃん訪問」とは?断れないの?

・来るタイミング、滞在時間、質問内容、当日の流れ

・準備(お茶やお菓子を出すタイミングは?)

「赤ちゃん訪問」とは

「乳児家庭全戸訪問事業(こんにちは赤ちゃん事業)」のことで、生後4ヶ月以内の赤ちゃんがいる家庭に保健師さんなどが訪問する無料の保健サービスです。

この法律で、乳児家庭全戸訪問事業とは、一の市町村の区域内における原則として全ての乳児のいる家庭を訪問することにより、厚生労働省令で定めるところにより、子育てに関する情報の提供並びに乳児及びその保護者の心身の状況及び養育環境の把握を行うほか、養育についての相談に応じ、助言その他の援助を行う事業をいう。
(児童福祉法 第6条の3第4項より)

要は、不安や悩みを相談したり、子育て支援の情報をもらったりしつつ、おうちの環境や母子の状況も見させてもらいますよ。ってことですよね。

新生児訪問とは

ちなみに「新生児訪問(新生児訪問指導)」という、生後28日以内に助産師さんなどが来てくれる保健サービス(こちらも無料)もあります。

市町村長は、前条の場合において、当該乳児が新生児であつて、育児上必要があると認めるときは、医師、保健師、助産師又はその他の職員をして当該新生児の保護者を訪問させ、必要な指導を行わせるものとする。(抜粋)
(母子保健法 第11条より)

元となる法律は異なりますが、育児相談や母子の健康状態・生活環境のチェックなどのサービス内容は一緒のようです。

この「新生児訪問」と「赤ちゃん訪問」は、市区町村によって両方行っている場合とまとめて行っている場合があるようです。

わからない方や知りたい方はお住いの市区町村のホームページで確認しましょう。

*はな*
*はな*
我が家の住んでいる地域ではまとめて行っている地域だったので、「赤ちゃん訪問」と言いつつ内容は新生児訪問のようでした。

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赤ちゃん訪問はいつ来るの?

ハガキ(出生通知票)を出すと、記載した電話番号に電話がかかってきます。

と思っていたら、口コミを見ていたら突然やってくる市区町村もあるようでした・・・。

*はな*
*はな*
それはちょっと困る・・・。

とりあえず私の家の場合は電話がかかってきました。

ハガキは自分がまだ入院している間に記載したのですが、担当の看護師さんと

*はな*
*はな*
娘の入院ってどう書けばいいですかね?
“生後4日目から呼吸障害にて入院”って書けば良いですよ

という会話をしていたのでそのように書きました。

なので助産師さんからの電話は、娘が入院していることを前提でお話ししてくれました。

産後2週間目くらい「まだ入院中です」

→産後1ヶ月くらい「退院の目途は立ちそうですがまだ入院中です」

→産後2ヶ月くらい「退院しました」

と3回の電話の上で、3回目の電話にて訪問日時を決めました。

赤ちゃん訪問の滞在時間は?

最短30分~最長1時間半くらいのようです。

話の量や、前後に訪問するご家庭の予定時間によって左右されるようですね。

我が家は私もお相手もおしゃべりだったので1時間半かかりました(笑)

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赤ちゃん訪問は断れるの?

「新生児訪問」も「赤ちゃん訪問」も強制力はないためお断りはできるようです。

が、事業側も虐待や育児ノイローゼ、ネグレクトなどの早期発見に努めているため、お断りすると要注意家庭として目を付けられるという話もあります。

疑われると、アポなし訪問や手紙投函、聞き込みなどもされるという話も。

*はな*
*はな*
正直な話、睡眠不足やらなんやらで疲れているところ他人が来るのは乗り気ではないんですけどね・・・。

のちのちの面倒を考えると、ささっと来てもらってささっと終わらせるという最低限の関わりが一番手っ取り早いと思います。

保健所も命が失われてしまうかもしれない家庭のリスクを回避している行動ですから、ここは協力しましょう。

赤ちゃん訪問にはどんな準備をすればいい?

  • バスタオル
  • オムツ
  • 母子手帳
  • (あれば)日記

これで十分です。

バスタオルとオムツは体重測定に使用し、母子手帳に結果を記録します。

質問事項に授乳回数やうんち・おしっこの回数もあるので、日記をつけている方はそれも手元にあると良いと思います。

また、いらしたときに洗面所で手を洗っていたので、気になる方は洗面所の掃除をしておきましょう。

*はな*
*はな*
ハンドタオルは持参されていました。

質問する内容を考えておこう!

さらにオススメするのは「質問リスト」を作っておくことです。

日常でちょっと気になることがあっても、「でも病院で聞くほどのことじゃないしな・・・」ってことありませんか?

それを書き出しておくことで、当日聞きそびれることがなくなりますよ。

せっかく来てくださるんですから、その機会を有意義に過ごしましょう!

ちなみに私の用意した質問リストはこちら

赤ちゃんの成長は大丈夫?

オムツはいつサイズを切り替えればよい?

オムツのサイズが合っているかはどこを見る?

体温が高いのに手足が冷えていて、しかも布団かけられるの嫌がるんですけど体温管理はどうすればよいか?

普通のお風呂でギャン泣きするのでまだ沐浴だが、どうやってお風呂に切り替えればよい?

「水だけコットン」を先輩にもらったが使い道がわからない

指しゃぶりが激しくてえづくまで口に手を突っ込むんですけど、見守るしかないか?

お茶やお菓子の用意は?出すタイミングは?

口コミを見ていると、お茶は出す方が多いようでしたがお菓子を出されている方は半々という印象でした。

しかもお菓子は手をつけられないことが多い様子。

というわけで、我が家では飲み物だけご用意しました。

飲み物を飲むかどうかも訪問してきた方によって異なるようですが、うちにいらした方は一口も飲まれませんでした。

ただし正解は「出しても出さなくてもよい」です。

訪問してくださる方も「育児の大変さ」「母親の疲労」は理解しているので、余裕があれば出すくらいの構えで良いようです。

「赤ちゃん訪問」当日の流れ

では、「赤ちゃん訪問」の当日の流れについて説明します。

事前準備

  • 約束がお昼過ぎだったので食事を済ませておく
  • また訪問時間内に授乳したくなかったので、約束時間の30分前くらいには授乳を完了させる
  • お茶を出しておく
  • 掃除機と軽い片付けをする

ちなみにキレイにしておいたら「私は産後こんなキレイにできなかったからお母さんすごいねー」と言われました・・・こんな頑張らなくて良かったのでしょうか(笑)

質問内容、行ったこと

順番は記載通りではないですが、聞かれたことについてまとめます。

家庭環境の質問

家族構成

私と主人の既往歴やアレルギー歴

私の復職希望や復帰時期、保育園の検討など

主人の仕事内容、出勤時間、帰宅時間、休暇

主人の育児・家事への協力と理解度

私と主人の実家の場所や協力状況

相談できる人はいるかの確認

娘にまつわる質問

生まれた時の身長、体重、頭囲、胸囲などの確認

出生時~現在までの体調の異常(呼吸障害、けいれん、頻回嘔吐など)

保育器や酸素は使ったか

赤ちゃんのうんち・おしっこの回数

母乳かミルクか、授乳回数

睡眠時間(何時に寝るか、何時間くらい寝るか)

予防接種状況の確認

娘の体重、頭位、胸囲の測定

母(私)にまつわる質問

現在の私の体調(疲労、睡眠、悪露、貧血、疼痛など)

家事はできているか

アンケート記入(鬱やノイローゼチェック)

こちらからの質問事項の確認

向こうからの情報提供

近隣の育児関連施設や助産師の訪問サービスなどの案内

赤ちゃん訪問の感想

来てくださった助産師さんは若い女性で、常に笑顔ではきはきとした明るい女性でした。

電話で何度かお話していた優しい印象と変わりなく、すぐに緊張が解けました。

娘のことを「かわいいー」「成長早いー」とベタベタに褒めてくれてありがたかったです。

娘も人見知りしないタイプではあったのですが、助産師さんを見てずーっとニコニコしながらおしゃべり。

和やかな雰囲気のまま1時間半はあっという間に過ぎてしまいました。

質問事項は問診されたというよりも、会話の中で自然に進んでいきました。

*はな*
*はな*
上に書いたものは記入していたシートを覗き見てピックアップしたものになります。

質問事項にも的確に答えてくれましたし、サイズアウトしたオムツの使い方なども教えてくれて有意義だったと思います。

地域の育児サークルも「感染症が心配で・・・」と言ったら「そうですよね」と無理に押し付けられることもありませんでした。

一番心配していたのは飼い犬の存在で、口コミではアレルギーのことをうるさく言われたというご家庭もあったようでしたが、我が家は特に何かを言われるわけでもなく。

楽しく時間を終えることが出来て良かったと思います。

「仕事」と言っても親切丁寧にご対応いただいたなという印象でした。

「赤ちゃん訪問」まとめ

「赤ちゃん訪問」のまとめ
  • 「赤ちゃん訪問」は拒否もできるが受けておくべき
  • 滞在時間は30分~1時間半
  • バスタオル、オムツ、母子手帳、日記、質問リストがあるとよい
  • お茶とお菓子は余裕があれば用意する
  • 訪問を受けてよかった点は「赤ちゃんの発育を確認して安心できる」「日常生活で気になることを教えてもらえる」「地域の支援事業について教えてもらえる」の3点

いかがでしたか?

これから赤ちゃん訪問を受けるママたちの疑問が解決できると嬉しいです。

他人が家に来るのは抵抗があるかもしれませんが、育児のプロに日頃の不安や心配事を相談できるまたとないチャンスです!

しっかりと質問し、この機会を有効に活用しましょう。

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