赤ちゃんの服は何枚必要なの?と疑問に思ったことはありませんか?
「赤ちゃんのお迎えグッズ一覧」を見ると必ず「肌着、ロンパース」なんて書いてありますけど、種類が多くてちんぷんかんぷん。
赤ちゃんの服の名前がありすぎてわからない
赤ちゃんの服の素材がいろいろあるけどどれが必要なの?
私の赤ちゃんには「いつ」「どの服が」「何枚」必要なの?
という初心者ママさんの疑問を解決するために、あらゆる情報をまとめました。
・赤ちゃんの服に適した「素材と種類」
・赤ちゃんの月齢ごとの「服のサイズ」
・ベビー肌着&ベビーウェアの「種類と特徴」イラスト付き!
・赤ちゃんの生まれた季節ごとの「必要なサイズ・種類・枚数・組み合わせ方」
Contents
赤ちゃんの服の基本
「そもそも、なんで赤ちゃんの服ってこんなにややこしいんだ!」と思った答えがこちら↓
ベビー肌着、ベビーウェアに種類があるのは、気温に応じて異なるものを組み合わせて着せてあげることで、体温調節機能が未発達の赤ちゃんの体温をコントロールしてあげるため。
赤ちゃんの体温や組成が、大人と異なることは有名な話ですからね。
赤ちゃんの服①ベビー肌着
裸の赤ちゃんに着せるもの。
赤ちゃんは汗っかきなので吸汗性・通気性が大切。
ほとんど寝て過ごす上に肌がデリケートなので、肌触り・着心地のいいものを選ぶ。
新生児期~生後3ヶ月(首が座っていない時期)は寝かせたまま着せるので、着替えさせやすい「前開きタイプ」がオススメです。
赤ちゃんの服②ベビーウェア
肌着の上に着せるお洋服。
重ね方によっては、直接ウェアが肌に触れることもあるので、こちらも肌触りのいいものを選ぶ。
そしてまた先輩ママ情報ですが、新生児期は吐き戻しによる着替えが増えるので、こちらも「前開きタイプ」が便利です。
ちなみに、記念撮影でかぶせるタイプを着せましたが大騒ぎでした(笑)
スポンサーリンク
赤ちゃんの服の素材
肌着もウェアも綿100%!これ絶対!
なぜかというと、綿100%は「通気性」「吸汗性」「肌触り」の三大条件をしっかり満たしているから。
とはいえ、国内製はほぼ綿でできているから買うのも安心です。
と、またついつい調べてしまいました(笑)
綿素材の生地を比較
同じ綿素材でも、生地の織り方(編み方)で異なる名称がついていて、生地の密度や厚さに関わっているようなんですね。
この違いによって、生地ごとの通気性や保温効果も変わり、使い分けることができるとのことです。
そんな織り方のうち、赤ちゃんの服で使われる有名な素材が5種類ありました。
通気性 | 保温性 | 伸縮性 | 吸汗性 | ||
薄 | ガーゼ | ◎ | ○ | △ | ◎ |
↑ | 天竺 | ◎ | ○ | ○ | ○ |
フライス | ○ | ○ | ◎ | ○ | |
↓ | スムース | △ | ◎ | ○ | ◎ |
厚 | パイル | △ | ◎ | ○ | ◎ |
各素材の特徴をつかんで、使い分けられるといいですね。
調べてる時は「なんだこりゃー!」と思っていたんですけど、実際に触ってみると感覚で厚みや伸縮性はわかったので、わざわざ覚える必要はなさそうです。
なので、こういう種類があることを知っておき、実際に触れられないネット通販などで購入するときの参考にしてもらえれば良いのかなというのが個人的な見解です。
赤ちゃんの服のサイズ
サイズ | 月齢目安 | 身長 | 体重 |
50 | 0~2ヶ月 | 約50cm | 3~6㎏ |
60 | 3~5ヶ月 | 約60cm | 6~9㎏ |
70 | 6~11ヶ月 | 約70cm | 9~11kg |
80 | 1~2歳 | 約80cm | 11~13kg |
90 | 2歳以上 | 約90cm | 13kg以上 |
50~60cmくらいが新生児の目安です。
「大きめ買っておけば長く使えるかなー」と最初は考えていたんですけど、大きいと赤ちゃんの動きを妨げたりはだけたりしてしまうので、ちょうどいいサイズを選ばないといけないようです。
ただ実際に購入してみると、多少ですがメーカーによる差があり、50なのにぶかぶかで肩が見えてしまうものも・・・。
あとは成長速度の個人差も大きく影響が出そうですね。
スポンサーリンク
ベビー肌着の種類
まずはベビー肌着の種類についてまとめていきます。
短肌着
赤ちゃんの一番下に着せる肌着。襦袢型。
内側・外側1~2本ずつの打ち合わせになっている。
役割:汗を吸い取る、体の清潔さを守る
特徴:着丈が短く裾開き、おむつ替え〇、ねんね時期向き
注意点:素材・縫い目・タグの当たり方などの肌触りを確認
長肌着
短肌着の長いもの。
短肌着の上に重ねて使用する肌着。
役割:温度調節
特徴:足先まである裾開き、前開き、おむつ替え〇
注意点:足の動きが多いとはだけてしまう
コンビ肌着
股下をスナップボタンでズボン型にできる肌着。
短肌着の上に重ねて使用するか、1枚で使用してもOK。
役割:温度調節、夏はウェアにしても〇
特徴:はだけにくいので足の動きが活発になる時期向き
注意点:おむつ替えにはスナップを外す必要あり
ボディ肌着(ロンパース型肌着)
身体を包むボディスーツ型で太ももが出るデザイン。
股下をスナップボタンを止める形になっている。
役割:夏はこれ1枚でも〇
特徴:お腹が出ない、体にフィット、活発な赤ちゃん向き
注意点:かぶせるタイプはお座り時期から
ベビーウェアの種類
次にベビーウェアの種類を一覧にしていきますね。
カバーオール、プレオール
足はズボンのように分かれていて、長ズボン型。
手の部分は、長袖と半袖あり。
メーカーによってはロンパースと呼ぶことも。
プレオールは、カバーオールが着られるまでの「プレ」のこと。
袖や裾の長さ、足の形などが低月齢の赤ちゃん向けになっている様子。
靴下のように足先までかぶせることのできる足つき商品があり、保温性に優れている。
ツーウェイオール(ドレス&カバーオール)
股下のスナップボタンの留め方で、
ワンピース型(ドレスオール)にもズボン型(カバーオール)にもなる。長袖と半袖あり。
新生児期はワンピース型がおむつ替えに便利。
足を動かすようになったらズボン型へ。
長く使用できる便利アイテム。
ボディスーツ、ボディシャツ
形はボディ肌着(ロンパース型肌着)と同じ。
足元はブルマ型と短パン型あり。
メーカーによってはロンパースと呼ぶことも。
(ロンパースはロング丈もショート丈も指すことが多いようです)
ここまで一気に書いてしまいましたが、大丈夫でしたか?
あとはメーカーによって細かい名前の呼び分けがあるようですが、ここまで書いた基礎が分かっていれば購入も使い分けも大丈夫です。
ちなみに私の入院した病院では「長肌着(+ドレスオール)」でしたが、娘はかなり足癖が悪くいつもはだけていたので、家ではコンビ肌着で過ごしています。
赤ちゃんの服は枚数必要?
素材・サイズ・種類が分かったところで、次の問題に当たりますよね。
「結局うちの子にはどれが何枚いるの!?」
もちろん私もそうなりました(笑)
なので、色んなサイトの情報をまとめてみましたシリーズとして、今度は購入枚数を季節ごとに一覧にすることに挑戦しました。
ちなみに、出産前準備は新生児期部分のみ購入しておいて、その後の季節や成長に合わせて追加していくのが良いと思います。
何度も言いますが、個人差がありますよ!
春生まれ
新生児 50 |
3ヶ月 60 |
6ヶ月 70 |
12ヶ月 80 |
|
春 | 春~夏 | 夏 | 秋~冬 | |
短肌着 | 4~6枚 | |||
長肌着 | 1枚~ (必要時) |
|||
コンビ肌着 | 4~6枚 | |||
ボディ肌着 | 2~6枚 | 2~6枚 | 2~6枚 | |
ウェア | 2~3枚 | 1枚~ | 1枚~ | 2~3枚 |
夏生まれ
新生児 50 |
3ヶ月 60 |
6ヶ月 70 |
12ヶ月 80 |
|
夏 | 夏 | 秋~冬 | 春~夏 | |
短肌着 | 4~6枚 | |||
長肌着 | 1枚~ (必要時) |
|||
コンビ肌着 | 4~6枚 | |||
ボディ肌着 | 2~6枚 | 2~6枚 | 2~6枚 | |
ウェア | 1枚~ | 1枚~ | 2~3枚 | 2~3枚 |
秋生まれ
新生児 50 |
3ヶ月 60 |
6ヶ月 70 |
12ヶ月 80 |
|
秋 | 冬 | 春~夏 | 秋~冬 | |
短肌着 | 4~6枚 | |||
長肌着 | 1枚~ (必要時) |
|||
コンビ肌着 | 4~6枚 | |||
ボディ肌着 | 2~6枚 | 2~6枚 | 2~6枚 | |
ウェア | 2~3枚 | 2~3枚 | 1枚~ | 2~3枚 |
冬生まれ
新生児 50 |
3ヶ月 60 |
6ヶ月 70 |
12ヶ月 80 |
|
冬 | 春 | 夏 | 秋~冬 | |
短肌着 | 4~6枚 | |||
長肌着 | 3~4枚 | |||
コンビ肌着 | 4~6枚 | |||
ボディ肌着 | 2~6枚 | 2~6枚 | 2~6枚 | |
ウェア | 2~3枚 | 2~3枚 | 1枚~ | 2~3枚 |
肌着と服の組み合わせ例
ここまで来れば、あとは用意した肌着とウェアの組み合わせで、赤ちゃんを着せ替えてあげるだけですね。
一番最初に書いた、「赤ちゃんの体温調整」を実際に行うまでに理解しなきゃいけない情報量の多さときたら!(笑)
【春・秋生まれ】
短肌着 + 長肌着(orコンビ肌着)
【夏生まれ】
短肌着 ± 長肌着(orコンビ肌着)
【冬生まれ】
短肌着 + 長肌着(orコンビ肌着) + ウェア
季節だけではなく、室内外の気温や赤ちゃんの体温に合わせて組み合わせてあげてくださいね。
ちなみに、娘は体温が高く、足癖が悪く、吐き戻しが多いです。
なので、「体温高い=ウェアはいらない」「足癖悪い=長肌着いらない」「吐き戻し多い=替えとタオルがたくさん必要」でした。
赤ちゃんの体温調整アイテム
補足にはなりますが、夏の紫外線や冷房対策、冬の防寒対策に役立つアイテムは他にもあります。
- ブランケット(おくるみ)カーディガンやベスト
- アウター
- 帽子
- 靴下やレッグウォーマー
- スリーパー(寝るとき)
お部屋の中でも使えるアイテムもありますね。
ちなみに初めての外出になる可能性の高い「お宮参り」に向けて購入するのも良いと思いますよ。
「肌着もウェアも買った!」後は・・・
私自身の話なのですが、「肌着もウェアも買って、準備万端!」と満足しきっていたところ、母に思わぬ一言を言われました。
「水通しだと・・・?」ってなりましたよね(笑)
せっかく買ったのに「はい、準備完了!」じゃないとは!
水通しとは、赤ちゃんの衣類を事前に水洗いしておくことだそうです。
行う理由としては、
新品の衣類に付いている糊が赤ちゃんに刺激となってしまうから
水通しをすることで、衣類が柔らかくなるから
汗を吸いやすくなるから
ホルムアルデヒドというアレルギーを起こす可能性のある成分を除去できるから
というもので、水通しの重要性がわかりますよね。
ただ水通しは「晴れた日に」「ベビー服だけで」「花粉などの飛散がない日に」行うのが良いので、「さぁ水通しをしよう!」と思い立ってすぐにできるものではないです。
なので、赤ちゃんの服を早めに用意し、出産前の余裕があるうちに水通しまで済ませてしまいたいですね。
まとめ
- ベビー肌着、ベビーウェアは肌触り重視!素材は綿100%を選びましょう。
- 織り方によっても生地の特徴は変わります。
- 赤ちゃんにジャストフィットのサイズを選んであげましょう。
- ベビー肌着、ベビーウェアの種類と特徴を知り、上手に組み合わせましょう。
- 購入後は水通しを忘れずに。
長文になってしまいましたが、いかがでしたか?
私はこれを理解するまでに、様々なサイトと本を読み漁り「言ってること違うじゃん!」「名前違うけどなんで!?」と大混乱していました(笑)
今まさに困っている真っ最中のあなたのお役に立てたら嬉しいです。
応援してくださる方は1クリックお願いします!→