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電動搾乳機比較レビュー【メデラvsピジョン】【レンタルvs購入】

搾乳機比較レビュー

電動搾乳機って比較するとどれが一番コスパいい?

病院に勧められた「メデラ シンフォニー」ってどう?

手ごろな「ピジョン ハンディフィット」でも使い勝手は変わらない?

そんな疑問に答えていきます。

私は娘が想定外に入院し、病院に勧められた「メデラ シンフォニー」をレンタルしました。

しかし我が家には先輩ママにいただいた「ピジョン ハンディフィット(家庭用電動)」があったので、レンタル期間終了後にそちらに移行。

結果として二社の電動搾乳機を使用した私が、感想や実践したこととともに搾乳機についてまとめたいと思います。

この記事でわかること

・搾乳機の必要性

・搾乳機は手動と電動どっちが良いか

・搾乳機はレンタルと購入どっちが良いか

・「メデラ シンフォニー」「ピジョン ハンディフィット」のメリット、デメリット、使い勝手比較

搾乳機の必要性

搾乳機を使用することには

  • 母乳分泌を促す
  • 手首の負担軽減
  • 乳腺炎の予防

という、3つの意義があります。

①母乳分泌を促す

赤ちゃんが入院すると、病状や赤ちゃんの管理状況にもよりますが直接母乳があげられない日々が続きます。

しかし、刺激がなければ母乳はいつまでも作られません。

そのため、搾乳機の第一の目的は「母乳分泌を促す」ことと言えます。

実際は電動を使ってもボトルに水滴程度につくだけですが、その貴重な初乳こそ赤ちゃんには大切なものになります。

その点で「メデラ シンフォニー」が非常に優秀なのですが、その点については後述する各搾乳機の紹介で説明しますね。

②手首の負担軽減

そして、搾乳機を使用する第二の目的は「手首の負担を減らす」ことだと思います。

あまりにも胸が張って痛いときに手で絞ることがあるのですが、わずかに行うだけでも本当に手が疲れます。

赤ちゃんが飲む量を絞ろうとするとなおさらです。

乳児との生活は沐浴や抱っこなどで手への負担は大きく、また痛めても休ませられません。

*はな*
*はな*
実際搾乳機を使わず搾乳していた先輩ママさんからは腱鞘炎になったという声を多く聞きました。

搾乳の必要性が迫られている方は、今後の生活を考え「搾乳機」に甘えましょう。

③乳腺炎の予防

手絞りで出し切れなかったり、赤ちゃんが上手に吸いきれなかったりすると、母乳が残ったままになります。

すると胸が張って痛みや不快感を感じたり、母乳の量が低下したり、最悪詰まって乳腺炎に繋がってしまいます。

しっかり絞ることで「乳腺炎を予防」するのも搾乳機の大切な目的の一つです。

搾乳機は手動と電動どちらが良いのか

電動搾乳機のメリットは

手首に負担がかからない

短時間で必要量搾乳することができる

手動搾乳機のメリットは

軽量・コンパクト

安価で済ますことができる

となります。

そのため、

  • 搾乳の使用期間が長くなりそうな人
  • 高頻度に搾乳機を使用する予定の人

には「電動搾乳機」をオススメします。

毎日何度も搾乳を繰り返すほど負担は増しますし、搾乳に時間がかかるのもめんどくさく感じると思います。

一方で「胸が張ってどうしようもないときにたまに使う」ような目的の方には、手動搾乳機の方が気楽に使用できますよ。

「使用目的」や「期間」「頻度」で手動/電動を選択するのがよいと思います。

電動搾乳機はレンタルと購入どちらが良いのか

電動搾乳機を希望している場合、金額がネックになってレンタルか購入か迷いますよね。

レンタルで多く勧められているのが「メデラ シンフォニー」になります。

そこで今回はメデラ社の搾乳機と、私が使っていたピジョンの搾乳機を比較します。

*はな*
*はな*
今回はすべて片胸分として比較・計算します。
レンタル メデラ シンフォニー
(医療用電動)
1ヶ月 11330円
2ヶ月 16280円
3ヶ月 21230円
購入 メデラ スイング
(家庭用電動)
16500円
ハーモニー
(家庭用手動)
4200円
ピジョン プロパーソナル
(家庭用電動)
15000円
ハンディフィット
(家庭用電動)
8800円
手動搾乳機 4500円

※2019年11月現在 税抜価格

以上の価格になりますので、使用期間が2ヶ月以上になりそうな方は購入してしまった方が得と言えます。

購入のメリットはなんと言っても「ずっと使えること」です。

赤ちゃんが大きくなってきても、少し胸が張ったり手首が痛いときなどに手元に搾乳機があると安心ですよね。

私は「ピジョン ハンディフィット」を持っているにも関わらず、「メデラ シンフォニー」をレンタルして退院しました。

というのも、万が一ハンディフィットが合わなかった場合、自宅で困ってしまうので、入院中使い慣れたシンフォニーを継続したかったからです。

というわけで、ここからはそれぞれの搾乳機の「メリット」「デメリット」「使い勝手」について実際に使用した目線でレビューしていきます。

「メデラ シンフォニー」レビュー

製品紹介

日本国内の病院で採用率ナンバー1の電動搾乳機です。

 

研究に基づいたSymphony(シンフォニー)電動さく乳器は、授乳期間を通してお母様をサポートするために特別に開発されたさく乳器です。
母乳育児のスタート時から、十分な母乳量を確立し維持するまで、すべての過程をカバーします。
長期的に使用する場合や頻繁にさく乳が必要な場合に理想的なさく乳器です。

臨床研究を基に、Medela(メデラ)では、赤ちゃんがお母さまのおっぱいを飲む時の自然な吸てつ行動を再現し母乳の分泌を促すSymphony(シンフォニー)電動さく乳器を開発しました。
快適と感じる一番高い吸引圧でさく乳することで、より多くの母乳を短時間でさく乳できます。

メリット

吸引圧の設定がとても細かく、微調整が可能

電動搾乳機の割に痛みが少ない

パーツが少なく、分解がしやすい

音が静か

搾乳パワーがあり、必要量まで到達するスピードが速い

デメリット

小さいパーツがありなくしそう

パーツが少ない分、洗いきれない場所が発生するので長期的に見ると交換必須

ピジョンの哺乳瓶で飲ませる場合、洗い物が増える&物が増える

使い勝手

操作 

電源・モード切替はボタン1つ、吸引圧の調整はダイアルなのでわかりやすいです。

時々モード切替を忘れたり、ダイアルが軽すぎて勢いあまって強度を上げ過ぎてしまうことがあったりしました。

単純に私の性格の都合もあるかと思いますが、評価を満点から少し下げます。

搾乳のしやすさ 

病院にあったため人生初の搾乳機がシンフォニーでしたが、短時間でもしっかり絞ってくれる印象です。

むしろ絞りすぎて空っぽになりそうで、時間調整が慣れるまで難しかったです。

吸引圧が微調整できるため、初産婦の初搾乳機でも痛みはほぼ感じません

吸引部がプラスチックで固くフィット感が少ないため、意識がそれるとこぼれてしまうことがありました。

コスパ 

医療用レベルをレンタルするという視線でみれば、本体のレンタル代は妥当な設定だと思います。

ただし、吸引部やボトル等の人体に接する部分は買い取りとなっています。

衛生上仕方がないですし、大きな金額でもないのですが、やっぱり「レンタル期間終わったら不要!」なものになってしまうのはもったいない精神が騒ぎます(笑)

あとはデメリットにも記載しましたが、吸引部のパーツに汚れが蓄積しやすいです。

気になる方は買い替えが良いと思いますが「不要!」なものが増えてしまうので星は4.5としました。

「ピジョン ハンディフィット」レビュー

製品紹介

シンプルで簡単な操作性が極められた安心の日本製で、ユーザーの多い搾乳機です。

シンプル・コンパクトを求める方向けの手軽で簡単に操作できる電動さく乳器。
おっぱいにあてているだけで、自動でさく乳ができ、手の負担も少ない電動タイプです。
さく乳中でもママ自身が吸引の強さを調節しやすいように、ダイヤル位置を変更しました。

長年の赤ちゃんの哺乳研究からヒントを得た「赤ちゃんここちリズム」を採用。
自然な流れでしっかり母乳がとれる「準備ステップ」と「さく乳ステップ」の2ステップ、その時のおっぱいの状態に合わせて吸引の強さが選べる6段階調節さく乳が可能。

メリット

ピジョンのボトルに搾乳するので、乳首を付けるだけで哺乳させることが可能

パーツが細かく多いが、その分細部まで洗えて衛生的

吸引口がシリコンでしっかりフィットするため漏れにくい

デメリット

音がうるさい

段階調整が6段階のみなので痛いときは痛い

パーツが多い

医療用に比べると必要量の搾乳までに時間がかかる

使い勝手

操作 

ダイヤル一つで「準備ステップ」+「さく乳ステップ6段階」の7つが操作できるので簡便な印象です。

たまに逆に回してしまうことがあったので、どちらに回すと停止なのかもっとわかりやすく記載してくれているといいなと思いました。

搾乳のしやすさ 

とてもよい搾乳機ですが先にシンフォニーを体験してしまうと、搾乳にかかる時間や段階調整の大まかさが気になります。

特に段階調整に関しては、

  • シンフォニー
    等間隔で1回1回の吸引圧が上がる
    「キュッキュッ」<「ギュッギュッ」
  • ハンディフィット
    1回あたりに吸引する時間が長引く感じ
    「ギュッギュッ」<「ギューッギューッ」

になります。

しかも1段階目の強さが「シンフォニー<<ハンディフィット」なので、初めての搾乳機として選ぶには痛みを感じるかもしれません。

ただし衛生面、フィット感に関してはさすが日本製、完全にこちらに軍配が上がります

コスパ 

哺乳瓶や乳首までついて、しかも搾乳機としての機能は十分であることを考えればこのお値段はコスパが良すぎると思います。

文句なしの星5つですね。

「電動搾乳機の比較」まとめ

まとめ
  • 搾乳機は「母乳分泌を促す」「手首の負担軽減」「乳腺炎の予防」のために必要。
  • 使用目的や頻度で手動/電動を選ぶ長期化する人は電動が良い。
  • 2ヶ月以上搾乳予定のある方はレンタルより購入の方がお得
  • 初めての搾乳機で痛みに不安があり、しっかり搾乳したいのであれば「メデラ シンフォニー」のレンタルから始める。
  • 衛生面やコスパが気になり、無駄なく搾乳機を使用したい方は「ピジョン ハンディフィット」はオススメ。

結果的にハンディフィットでも問題なく搾乳はできましたが、45日の搾乳生活で母乳量が減らなかったのは「自然な吸てつ力」に力を入れているメデラ社ののおかげかなとも思っています。

私のレビューはあくまで一例なので、参考になればうれしいです。

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