「赤ちゃんの泣き声だけで泣いている理由がわかる」って知っていましたか?
そしてその泣き声をAIが翻訳してくれるアプリが登場していることはご存じでしょうか?
赤ちゃんを泣き止ませられなくて困ってる
赤ちゃんの泣き声の聞き分け方がわからない
赤ちゃんを泣き止ませようと必死になって、ミルクをあげてもオムツを変えても泣き止んでくれなくて、途方に暮れたこともあるママも多いはず。
そんなあなたにオススメの記事です。
・赤ちゃんの泣き声の種類
・赤ちゃんの泣き声翻訳アプリ
Contents
赤ちゃんの泣き声と聞き分け方
赤ちゃんが泣いている理由は実に様々ですよね。
- お腹がすいた
- げっぷが出なくてお腹が張る
- オムツが気持ち悪い
- 眠い
- 暑い(寒い)
- 具合が悪い(熱、下痢、便秘等)
- 何か不安がある
などなど。
赤ちゃんは泣くことでしか気持ちを伝えられません。
それはわかっていても何をしてあげたら泣き止むのかがわからないことも多いですよね。
赤ちゃんの泣き声の聞き分け方
オーストラリアの小児科医であるPriscilla Dunstan(プリシラ・ダンスタン)さんは、耳にした音を映像のように記憶する能力と絶対音感の持ち主でした。
そんなプリシラさんは、国籍を問わず3~4ヶ月の赤ちゃんの泣き声を20年間も研究し続けたそうです。
その結果「赤ちゃんの5つの泣き声で欲している物を見分ける方法」=Dunstan Baby Language(ダンスタン・ベビー・ランゲージ)(以下、DBL)気付いたといいます。
“Babies all around the world have the same reflexes, and they therefore make the same sounds,”
(世界中の赤ちゃんは同じ反射神経を持っているため、同じ音を出します)
と書いてあるように、赤ちゃんの泣き声は「口や舌の原始的な反射運動」から形成されるため、世界中の赤ちゃんは共通の泣き声を使っているそうです。
赤ちゃんの泣き声を聞き分けた結果がこちら↓
Neh ネェ
おなかがすいた
Owh オォ
眠たい 疲れた
Heh ヘェ
快適じゃない
Eairh エァー
お腹の中が気持ち悪い
Eh エッ
げっぷがしたい
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赤ちゃんの泣き声の種類
文字で書かれてもわからないですね(笑)
1つずつ解説していきます。
赤ちゃんの泣き声① Neh(ネェ)
「Neh(ネェ)」はお腹がすいているときの泣き声です。
「N」の音は、舌が口の天井に当たると出る音です。
「吸啜反射(吸乳反射)」が引き金となっているため、母乳を飲む動き=舌が上あごに触れる動きとなって発音されます。
目で見ていると、舌が手前に出ているのでわかりやすいですよ。
赤ちゃんの泣き声② Owh(オォ)
「Owh(オォ)」は赤ちゃんの眠気・疲れがわかる泣き声です。
あくびの前に口を丸めている泣き声なので、こんな声になります。
赤ちゃんの泣き声③ Heh(ヘェ)
「Heh(ヘェ)」は快適じゃないときの泣き声です。
例えば、オムツが汚れている、暑い、寒い、汗が気持ち悪いなどが該当します。
皮膚の反射で形成される音とされています。
身体を動かして、手足をつっぱる動きが伴うことがありますよ。
赤ちゃんの泣き声④ Eairh(エァー)
Eairh(エァー)はお腹の張りによる泣き声です。
今までの泣き声と比べると、低めでうなり声に近い印象です。
おならやうんちとして排泄しようと力んでいるからお腹に力がこもっているんですね。
体の動きとして、足を持ち上げることがあります。
赤ちゃんの泣き声⑤ Eh(エッ)
「Eh(エッ)」はゲップがしたいときの泣き声です。
短すぎてもはや泣き声というのか・・・(笑)
ゲップというタイミングもあり、娘からは授乳直後に聞かれることが多い印象でした。
お腹からのぼってくるガスを口から出そうとする動きで鳴る音のため、短い泣き声になるようです。
赤ちゃんの泣き声は聞き分けられる?
赤ちゃんの泣き声を聞き分ける理論はわかりました。
では実際「自分の子どもの泣き声を聞き分けられるか」という話になりますが、結論から言えば超難易度高いです。
泣いているときの「ネェー」と「ヘェー」なんてほとんど一緒に聞こえます。
それでもなんとか自分の耳で頑張ってみましたが、正解率はせいぜい5~6割が限度・・・。
頭で「お腹すく時間だな」とか「いつも寝てる時間だな」とか思ってしまったり、偶然当たった時を考えれば正解率は2~3割でしょう。
特別な能力を持ったプリシラさんだからこそ分析できたのでしょうね。
では、赤ちゃんが泣いたらやはり今まで通り片っ端から原因究明していくしかないのでしょうか?
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赤ちゃんの泣き声翻訳アプリ
赤ちゃんの泣き声を聞き分ける機能の付いたアプリ、それが「パパっと育児@赤ちゃん手帳」です。
2018/7~配信の始まったこのアプリは、本来は「赤ちゃんの成長や生活リズムを記録するもの」です。
「泣き声翻訳機能」はこのアプリのサービスの一端として無料で提供されています。
泣き声の翻訳機能
診断アルゴリズムでは、「お腹が空(す)いた」「眠たい」「不快」「怒っている」「遊んでほしい」の5つの分類で、可能性が高いと分析した分類と確率を表示。同社によると、事前のモニターユーザーのフィードバック結果で、8割以上の正答率を記録しているそうです。
(赤字は私が付けたしたものです)
先ほどご紹介したDBLと比較すると、
ダンスタン・ベビー・ランゲージ | パパっと育児@赤ちゃん手帳 |
「お腹がすいた」 「眠い」 「快適じゃない」 「お腹が張る」 「げっぷがしたい」 |
「お腹がすいた」 「眠い」 「不快」 「怒っている」 「遊んでほしい」 |
月齢:~3ヶ月まで | 月齢~6ヶ月まで |
とやや違いが見られます。
「怒っている」ってなんだろう・・・何に怒っているかを知りたいんだけど・・・と思いますが、その辺は気にしません(笑)
泣き声翻訳アプリの使い方
アプリを起動した画面の右下の「泣き声」ボタンを押します。
名前も年齢も私なのでちょっと違和感のある画面ですが(笑)
このボタンを押すと、5秒ほど泣き声をアプリに聞かせる時間が発生します。
そして聞かせ終わると、1~3秒ほどかかってから
このように、診断結果が表示されるのです。
「泣き声翻訳アプリ」 vs 「DBL」 vs 「ママの頭」
という一人芝居で、「泣き声翻訳アプリ」「DBL(という名の「ママの耳」)」「ママの頭」を比べてみることにしました。
-
STEP01娘が泣く「泣き声翻訳アプリ」→起動
「DBL」→聞き分けてみる
「ママの頭」→泣いている理由を考えてみる -
STEP02対処するそれぞれの対処法を実施する
-
泣き止む泣き止んだ方法が正解
という手順で実施します。
第1回戦
娘が昼寝から起きだして泣いたので、さっそく行ってみます。
というわけで、抱き上げてみたところ、真っ先におならが出ました。
これはDBLの勝利かな?
そう思いつつ、まだ不愉快そうな顔をしているため3分ほど抱っこしていると・・・
寝た!!
え、いつもあなたお昼寝で二度寝しないじゃない!?とママはびっくりです・・・。
結論:「ママの頭」一人負け
第2回戦
二回戦目は、バウンサーでご機嫌に遊んでいたはずのところからスタートです。
泣き方は「エッエッエッ」という感じ。
授乳は1時間前でしたが、わずか5分飲んで寝落ちしていたので私はお腹がすいたとアプリと同じ予想。
結果、背中を叩いてもゲップは出ることなく、授乳を始めるとゴクゴク飲んで機嫌が直りました。
結果:「DBL」一人負け
「赤ちゃんの泣き声翻訳アプリ」まとめ
2回の戦いは「泣き声翻訳アプリ」が2勝で1位でしたが、赤ちゃんの泣き方や泣き声には個人差がありますので、アプリが絶対とは言えません。
けれどその一方で、「ママの考えよりもアプリが当たった」こともまた事実です。
この結果は我が家の娘のものであるので、参考程度にしてください。
コミュニケーションの一つとして楽しんでもらえたら嬉しいです。
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